写真日記@ミサンガ401日目

ケータイの呼び出しで目が覚めた。
つい先日もそんな感じで起きたはずだ。
 
今日の呼び出し相手はBoss。
また何かあったのかと寝惚け眼で電話に出る。
今手が空いているなら、フィクサーの会社で働かないかというものだった。
寝起きと言うこともあり、頭が回らずこちらからかけ直すことになった。
かけ直したあと、話を伺いに出かけた。
 
話はこうだ。
昨日でいきなり事務員がやめてしまった。
もう一人事務員がいるが、入ったばかりの上、引き継ぎも何もしてなくて仕事にならない。
パソコン入力が主な仕事なので、パソコンが使える俺に緊急だが来てくれないかということだった。
 
この不景気に願ってもない就職口だ。
それもフィクサー直下の部下となる。ある種昇級したようなもの。
即答でOKするのもありだが、不安が頭をよぎったのも事実。
 
雇用契約内容は、
就業時間は8時〜17時(昼休憩1時間)
週休二日制(土・日)、盆休み等もある。
一応試用期間を三ヶ月設けて、その間は基本給12万5千円。
正社員登用する場合はまた基本給は折り合う。
 
田舎の事務職の相場と変わらない。
ネックは、就業場所。
俺は海が嫌いだ。というか海が怖い。
就業場所は造船所や木材関係の企業が並ぶ工業団地にして埋め立て地。
津波が来たらみんな死ねるようなところ。
 
地震、雷、火事、親父というのは誰もが苦手としているのではないだろうか、その上俺は海が怖い。
だからといって、この不景気に少しでも給料が貰えるのはありがたい。
心の中で少し葛藤があったが、途中でやめるにしても、内部で業務に支障がきたしているようなこの緊急事態に、立て直すことができれば、フィクサーからの評価も上がり、これからのパイプも太くなりえるだろう。
いつあるか解らない地震に怯え、チャンスを逃すか、チャンスに当たって砕けてみるかと天秤にかけ、受けることにした。
 
ということで、明日から社会復帰。
朝8時までに出勤する必要がある。海が苦手な俺の内はもちろん、海からちょっと離れている。
通勤時間や外出準備を逆算すると、6時半には起床したいところ。
今までの生活リズムの不摂生を考えると、けっこうキツい。
初日から遅刻しないように、はよ寝よう。
明日いったら、いきなりお盆休みだし。