バッテラ食べた

昨日から無性にバッテラが食べたくて食べたくてしょうがなかった。
ので、今日仕事帰りに母ちゃんにバッテラを買ってきて貰った。
で、食べた。まぁバッテラが食べたくて頼んで、買ってきて貰って食べたんだから満足っちゃ満足。
なんだけど、なんだか物足りない。俺が食べたかったバッテラはこのバッテラじゃない。
 
そんなことを思っていると、昨日みた深イイ話のなかで、食通でも有名な向田邦子さんが、子どもの頃に作ってもらった、母特製のうどん粉を入れたカレーを大人になってから一度も作ってと頼んだことがないという話を思い出した。
食べたくて食べたくて、思い出の味でもいざ食べてしまうと思い出の味には及ばない。だとか思い出の味はそのままがいい。だとかそういった解説だったと思う。
そのエピソードを思い出した。
 
いつも買って食べている店のバッテラなのにいつも通りのおいしさに感じなかったのは、期待値が高く口がバッテラの味を美化していたのかもしれない。
きっとそうだ。値上がりのためか二切れしか入っていなかったショウガや、いつもとは違う昆布の性で味が違う、酸味も少ないと感じたのかきっと美化してたんだろうw