プロは使っちゃダメフォント

 久しぶりにカテゴリDTPを更新するんですが、いやはや、退職以来くらいじゃないですか?今はまだ無職なのですが、DTPが嫌いでやめたわけじゃないし、DTPオペレーターやってた時からDTPの先輩たちのブログをチェックしていたんですが、id:n-yujiさんとこのダイアリー【遠近法ノート】にて、プロは使っちゃダメフォントっていうのが掲載されていました。以下その一部引用。

平成明朝
平成ゴシック
太ミンA101*1
JTCウィンM
華康明朝
華康ゴシック
教科書体*2


※1:これが一番よく使われる。基本5書体しか持ってない→リュウミンLでは細すぎるとクレームが来る→これしか選択肢がない、というのがその理由
※2:教科書や参考書以外では決して使うべきではない

 そうだったのか…orz
前の会社の基本書体はOCFのモリサワ系だったんですが、太ミンって結構普通に使用してました。理由は、id:n-yujiさんが言及されている通りだったりするのが4割で残りはなんとなく、見本の書体に一番近かったりするという理由だったりしました。
 しかし、はたまた、DTPでチェックしていたブログリンク【むりくりDTP blog: 使っちゃダメフォントといわれても指定している以上使いたいんだろうなあ。使うことによる効果とか抜きで。】さんとこで、

リンク先の文脈からわかると思いますが、これって、書籍のとき限定だとおもいます。DTP(いや印刷物全体)から見ると列記されている書体名だって使うこともあります。出版社の仕事を出力するときは、確かに本文書体が必要だと思いましたけれども、イヤなので、PDF/X に逃げられないかと思っています。

ところで、チラシでもこれら列記された書体を使う機会は確かに無いかもなあ。とも思いました。

p.s. 当方平成明朝体W3が本文書体の書籍作ってますよ!(←止めろよお前)

とも言及されており、書籍のとき限定だったのかぁ。と安心したものの、どうして使っちゃいないのかと、DTP歴二年生目で現場を離れた自分は疑問を感じたりしています。やっぱ、フォントは奥が深いとただただ関心するばかり…。 フォントに関しては、OCF、CID、OCFの違いだとか、タイプ1だとかをやっとこさ理解しはじめたところだったし、書体の持つ効果だとか違いだとかなんて、基本中の基本である明朝とゴシックくらいしか理解できてないくらい、フォントや書体の問題からは常に逃げ出したい、いや、逃げていた自分にとってはかなりの勉強になりました。
 そんな自分は一応職場では頁物に携わっていましたが、本文などはほとんどリュウミンで済ましておりました。あと、文字データがMS明朝だとかMSゴシックで入った場合は一応直してはいましたが、直すと改行位置やらなにやらで、先方に説明しなければならない場合、そういった勉強は一切合切しない営業を通して先方に説明すること事態がバカらしくなった場合などはそのまま使用したりなどといったこともしてたりしていましたw
 またリンク【むりくりDTP blog: 使っちゃダメフォントといわれても指定している以上使いたいんだろうなあ。使うことによる効果とか抜きで。】さんとこでは、

前行程でフォント全て埋め込むとかそういうのじゃなくて、QuarkXPress で EPS 保存して Illustrator で開いてアウトライン化(←ダメ!ゼッタイ。

という言及があり、また一つ思い出したことが…。
 それは、カラオケのリクエスト番号などが載ってる本ってあるじゃないですか、カラオケやにいくと必ず、分厚い本が。あれを製版してたんですが、アレって三ヶ月に一度新譜データを新たに追加して全項作り直しだったんだけど、人手がないので、それを外注に出してて、そのできあがったデータっていうのが、エクセルだったりするので、きっと専門のとこにだしてるんじゃなくて、データ入力するような会社とかに外注にだしてるんだとは思うんですが、とにかく、本文データがエクセルなわけで、それを新たに組みなおすような時間なんてのもないので、QuarkXPress で 配置して EPS 保存してIllustrator で丁付け*1して出力するんですけど、そのQuarkXPress で 配置して EPS 保存してるのが、チーフでして、細かい設定をちゃんと理解して作業をやっていないのか、理解していないのか知らないですけど、そのEPSがこれまた曲者だったわけです。例えば、改行がなんかの残党がスペースになり、そのスペースの何割かが、『…』*2に置き換わってるという。さらに、一色の黒ベタはそのままだけど、一色のアミは四色のアミに置き換わってたりと…w
 それで、しかたないので、QuarkXPress で EPS 保存したEPSを Illustrator で開いて三点リーダーを飛ばして、4色アミを1色アミに直してアウトライン化してIllustratorでEPS保存し直すと言うかなり特殊な製版方法をしていたのを思い出したw
 たしか、アレも、インデザインでちゃんとしたデータをうちで作るとかっていう話もでてたんだけど、その話はどうなってんだろうなぁ。ってか誰がつくるんだろう。きっとあの会社はそれでもあの分厚い頁物の文字打ちを始め作成は全て一人でやらすんだろうなww

*1:面付け

*2:三点リーダ