写真日記@ミサンガ232日目

最近の若者は……。
そう言う大人が嫌いだったが、いつの間にか自分のそう言う大人になっていた。
 
夕方犬の散歩をしている途中、ドンガラガラッ!という何かが転がるような結構大きな音がした。
その時は路地裏を歩いていたのでだいたいどの場所からの音かは判断できても、一体なにが原因でそんな音がしたのかは解らない。
ちょうど、通りへ向かって歩いている時に、目の前を自転車に乗った中学生くらいの3〜4人の集団が後ろを振り返りながら横切るのが見えた。
そして通りへ出ると先ほどの音の正体が解った。
 
週末以外は車の進入を防ぐためにお店が設けているチェーン。そこの立ててあったコーンが道路へ転がっていたからだ。
通常その出入り口は店の利用者が多い週末にだけ解放され、店から出る車専用の出口であり、歩行者も自転車も解放されていようとも通ることは出来ない。
そして今日は月曜日。一日中そこにはチェーンが張ってある。
なのにそこを無理矢理自転車を持ち上げるか突っ込むかして出てきたのだろう。
その際に引っかかったコーンを押しのけるか投げ飛ばしたかして道路に転がったに違いない。
 
まぁ、夕方で見通しも悪く、そんな事情をしらなかったためにそこから出たことはまだ良いとしても、道路に飛び出したコーンをそのまま行くのはどうか。
大きな音がしてからすぐにそこに居たのは先ほど見た中学生の集団とみてほぼ間違いないだろう。
自分が見た感じでは振り返り事情をも確認していたに違いない。なのに放置したまま立ち去っている。
それはいかがなものか。
 
自分も中学生くらいの時には、気の合う仲間と集団でいれば気も大きくなり、強がったりもした。
しかし、個人として不条理なことは嫌いだし、伝統や文化、マナーを守ることは重要だという認識だったし、今もそう。
例え自分自身が伝統や文化を重んじていてもそれをちゃんと受け継いでいるかどうかや、説教できるほどマナーを守れているかという部分は別としても。
 
だから先ほど見かけた犯人だと思われる中学生の集団に非常に腹が立った。
ちょうどその現場に居合わせたのなら、後先考えずに、彼らを止めて直させたであろうというくらいに。
昔の自分だったらそこまで熱くなることはなかっただろうけれども、自分よりもちゃんとしていない若者が目に付くようになりそう感じることが多々ある。
 
結局のところ、暗がりで、学ランの集団ということしか解らず、田舎の大きめの店のため、校区外からの学生もやってくるのでどこの生徒かも解らない。
ましてや、現場を見てないので犯人がその学生とも限らないが、最近の若者は人に迷惑がかかることを平気でできるのかと苛立った。
ちょっと想像すれば車の邪魔になることくらい解るし、ましてや投げて道路に放置したのだとしたらもはや悪ふざけで済まないだろう。
 
まあ、そのコーンの回収を他の人に任せて犬の散歩を続けた自分がどこまでその少年らを注意できるのかも解らないけれど。