夢じゃない

酒に酔った勢いだと言い訳して、快楽を求めて、苛立ち、寂しくて、電話した。
少し前まで当たり前だったことを眼の前で見ていると嬉しくなった。
朝起きると姿はなく、アレは夢だったのかと思う。
しかし、部屋は眠る前の状態のままで、やっぱり夢じゃなかったということが、淋しい。