一度くらいなら大丈夫だろう。そんな思いがあったからか
一瞬の快楽を得たかったからか
自分の軽率な行為が今結果となって返ってきた
無邪気な思いとは違う 回避することは出来たことと 自分を詰る
いつか霞んでいくかもしれない今の思いをなくしたくはないけれど
一体どうしたらよいのかも解らない
耳鳴りも頭痛も呪いではないかと思ってしまう
腐る腐れよと自分を呪っても 生きたいと脈打つそれは正直に反応する
例えばもう二度としないと決めたとしても
一人じゃ生きてはきけない淋しがりやの俺はそれを守れそうもない
臆病な俺が奇跡の結晶を壊す
でもいつの日か愛の結晶を抱きしめる時がくるとしたら
僕はその抱きしめた腕一杯に愛を注ぎたい
違う。今そこにあるかもしれない奇跡の結晶を壊してしまうことの罪に何ら変わりはしない。
ただこうしてのうのうと呼吸する僕は明日も明後日もずっと反応してしまう。
罪の意識も罰の痛みを抱えても僕は同じことを繰り返す。
項垂れる僕に手を差し伸べてくれる手に縋りつき、仕方のなかったこと。と自分に言い聞かせるのか。
昨日まではそんなことを考えることもなく生きていたけれど、本当は考えなければいけなかったこと。