怖い夢を見た

呑みから帰ってきた晩に怖い夢を見た。
『じゃあまたね』と可愛い上司と別れた夜に恐い夢を見た。
それは何処の組織に喧嘩を売り、出入りさながらの格闘から始まった。
何度も汗だくで目覚め、再び寝る度にその続きが続いた。

健康食品的なサプリメント的な物の中身が麻薬性のものが含まれておりその商品を捌いている事務所なのか大元の会社へ自分と誰か解らんが数人の仲間と乗り込む。
そこにはスーツをきた体格のよいスキンヘッドの用心棒が腕に仕込んだ武器を散弾し仲間の一人を殺した。

『死』というモノが恐い自分はそこで汗だくてで目覚めた。
寝直すと場面は変わって車で走っていた。自分は左後ろに座り後ろからくる車に恐れている。
山のふもとで三人組みの軍服姿の男に止められ車を降り味方か敵か解らない彼らから離れようとするが向こうはこちらを仲間だと思い着替えろなどと言う。
その時また仲間の一人が追い掛けてきた奴らに撃たれて死んだ。
自分はまた恐ろしくて起きた。Tシャツが酷く濡れている。クーラーをつけて寝直すことにした。

次は断片的に今までの流れと夢の設定と思われる映像が紙芝居の様に流れた。
今思えばあらすじである。夢にあらすじがあるのは初めての経験だ。
あらすじが終わると今度は自分の事務所にいた。そこに追い掛けてきた奴らが乗り込んできた。
銃声が聞こえる。自分は恐ろしくて窓から逃げ出そうとするが窓のしたは海が広がっている。覗いた窓の左には陸がみえるがここはどうやら海上らしい。別の窓を見ると高層ビルが数件立っている。下から誰か呼んでいる。どうやらここは八階くらいの高さのようだ。

しかし、自分を呼ぶ二人の人物が誰なのか解らない。だがそれは女性で一人は特別な想いを抱く人だと思った。
向こうも同じなのか特別だと思う左側にいた女性が必死に自分を呼んでいる様子が伺えた。見えはしないがその表情は泣きじゃっているように感じた。
その時後ろのドアを勢いよく開け放った敵のボスが自分に銃を放った。
ゆっくりと飛んでくる銃弾を見つめながら聞こえてくる自分を呼ぶ声に俺は死なない。まだ死ねないと思った。
気付くと自分の部屋で目覚まし時計を叩いて止めていた。