月に一度わたしは風をひくようです。

 えー、今朝、といってもあれはもう、お天道様は南中していましたので、昼なわけですが、その時から、実は「おかしいなぁ」と感じていたわけですよ。だって、あなた。わたしの体なのですから、外見では解らないことでも、わたしはわたしの体の変化に気がつくのです。それがどうした?ちょっとあなた、これから本題にはいるのにそんな言い方はないんじゃないんですか。え、どうせヤマなし、ナイヨウなし、オチなしなんだろうだって?そ、そんなこと言われたら、まぁ、言い返すことなんてできないんですけれどもね…。つまりですね、わたしが言いたいことはですね。どうやら風を拗らしたみたいなんですよ。また、喉が痛いんですよ。煙草を吸うたびに痛むんですよ。それでも頑張って一日を過ごしてたんですけどね、今もうそりゃピークなんですよ。唾液を飲み込むだけでも痛いんですよ。こんなことなら、風邪薬飲んどけばよかったなんて今頃後悔してるんですよ。でね、そういやそんなこと前にもおもったなぁ。なんて思ったら、ここ数ヶ月ほどですね、毎月のように思ってるんですよ。先月まではですね、季節の変わり目だから体が気温の変化に耐えられずに拗らしたのかなぁなんて思ってたんですけど、ほら、最近はずっと暑かったじゃないですか。なんでかなぁって。え?どうせ裸で寝てたんだろう?いや、まぁ、そうと言やそうですけどね、まぁ、アレですよ。もう今夜は寝ますね。え?結局ナイヨウなし、ヤマなし、オチなしじゃないかって?えぇ、だから、さっきも何も言い返せないっていったじゃないですか。まぁ、そういうことで、明日も彼女とのデートですので、今夜はもうお引取りを…。