写真の補正

 昨日、社長がこんなことを言い出した。
「写真の質を向上させる。これから写真があるものにかんしては全て俺が眼を通してから製版しろ。写真の補正の技術はそのプロまでの技術は要求しないが、全員ができるようになれ」
 たしか、こんな感じの内容のことを言っていた。たしかに、お世辞にもうちの会社で使用している写真に関しては色目が悪いものが多い。それは素人に毛が生えたくらいの技術と知識しか持ち合わせていないDTP歴二年の半人前オペレーターである自分でもわかるくらいの出来の悪さである。
 それを向上させるという考えは正解である。事実それが原因で得意先が数件なくなったらしいし、印刷屋なのに、写真の印刷はできないなんていうのはおかしいからね。だけれども、その改善の内容というのが厳しい。口ではその道のプロまでの技術は要求しない。などといいつつも、今日やらされた内容っていうのは二年生ごときの自分が補正するには荷が重過ぎる内容だった。二年生といっても、その殆どを製版機の操作方法や1色モノの制作に時間をついやしてきた自分ははっきりいって、デザイン力、色を見る力がない。それなのに、今日補正を要求されたのは、単なる赤かぶりではなく、なんかようわからんが、木材が木の色をしていないような写真だったのだ。
 まぁ、始めはがんばってやったんだけど、他の仕事や、今日中に製版しないといけない仕事があったために、それを他の人に補正してもらったんだけど、いきなり補正しろなんていわれても、フォトショップなんてダイレクトのごみ取りにしか使用したことがない自分にとっては、もう…。
 まぁ、そんなかんだで過ぎた一日でした。