帰れない

 中綴じのページモノの差し込みが昼からある。その部数はざっと100,000部もちろん、通常の仕事もある。仕上げのベテランの人で一時間に1000部差し込めるらしいが、自分たち素人*1は軽くプラス二時間ほどかかるとみて、まず間違いないだろう。
 なぜ、差し込みをしなければならないのか?
 その答えは簡単だ。外注や差し込み機を買うより、社内の人間を使ってやらした方が安上がりだからだ。安上がりと言っても、通常の仕事分の基本給だけで、差し込みにかけた残業などに対する割増賃金などは全く出ない。たまたま、今夜は情報誌の製版のために、その為の雀の涙ほどの賃金*2と夕食がでるくらいのものだ。
 幸い、今日の自分の仕事は比較的簡単だし、来週の月曜日の朝の先方校正なのでその仕事を明日に回して、今日中に仕上げなければならない100,000部の差し込みを行おうと思う。単純計算として、一人頭、5000部の差し込みなので、今日中に校了にしなければならない仕事や製版しなければならない仕事を持っている人の分もできればやってあげたいものだ。
 それ以前にその10分の1を二階にある制作室に大勢で運んだのだが、既に腰が痛い。ゆっくり眠れそうだw

*1:仕上げの

*2:賃金は決まっていて、データ入校が遅くなれば遅くなるほど、その賃金は安くなる。