それから

 そういうやりとりはしばらく続いたのだが、そこに、しゃちょさん*1からチーフへ電話があり、話はそこで終わってしまったのだが、その話のやりとりを、県の仕事を渡したサブチーフ*2へと話したのだろう、サブチーフが自分のところへきて、話をした。
 その話を聞いて自分は現実をしることとなった。
 簡潔にまとめる*3と、自分やid:kumiko935が辞職することを止めた人(以下STさん)のいう改革とチーフが聞いた社長のいう改革とは随分似てもにつかないものだというのである。
 え?ちょっと、それはどういうことなのですか?
話が上手くまとめれないので、本当に簡単にすると、

STさんは一身上の都合で7月までは仕事を止めるわけにはいかないのだが、サブチーフと自分が辞めてしまったら、STさんにそれらの仕事が流れてしまうので、例え7月になっても止めるに止めれない状況になってしまうので、少しでも自分を留めておくために、社長のいう改革を上手く利用して自分を会社に留めさせておくつもりじゃないのか?という疑惑が発生したのである。
 少なくとも、始めは改革を推進する気があったとしても、今は既に半ば諦めているらしい。

もしかしたら、サブチーフはできるだけ穏便に終わらすために、再び会社に対して牙を剥き出した自分の牙の矛先を会社ではなく、STさんにでもなく、どこにも向けさせず、相手のいない喧嘩なので、牙をしまわしたかったのかもしれないが。そのサブチーフはそう言ったのである。
 確かにSTさんは改革を推進することを社長から一任されたとはいえ、自分的にはSTさんも上に立つ人間ではないと思う。しかし、自分たちを引きとめ、DTPの知識や年の功で得た知識や経験からして、STさんのほか改革推進の先頭に立てる者はおらず、自分はSTさんの言葉を鵜呑みにして今日までやってきたのに。STさんは、半ば、あるいは始めから改革をあきらめかけているという話を聞いて自分は脱力した。
 何も変わらないのならばこのまま居てもしかたないんじゃないのか?今日も昼間、同期の人から辞めたいみたいな相談を受け改革もあるし、なんて言ったばっかりなのに・・・。このまま留まっていて何になるのか?
 そんな思いが頭を駆け巡る。そして、今までにも改善するために行動を起してきた先人の人たちの話も具体的に聞いた。今までにもなんどかそういう人たちがいたという話は聞いてはいたが、結果として未だに就業環境が悪い会社を見ていて自分はその人たちはきっと諦めてしまい、辞めたのだろうと思っていた。が、中には裁判ざたにまでした人がいたようだ。現状として裁判になれば勝てる自信は充分に自分もあるのにもかかわらず、その人たちも勝ったのにも関わらず、今の現状を目の当たりにして、自分は、更に脱力した。裁判所の権限とか、労働局の力のなさなどを少し垣間見た気がする。
 果たして、今後もたった一人で改革を推進することは可能なのだろうか?いや、無理だ。長年、会社でやってきた人はそうやって戦ってきた人たちのその後も知っており、年齢てきにも諦めている。若い者たちもどうせかわらないだろう。というような諦めで、眼が既に死んでいるように見える。この会社にいる間は諦めている。という話も聞いたことがある。文句をいいつつも何も行動しない人も知っている。そして、唯一、重荷を軽減さすことの出来るはずのチーフですら、はなっから成功をしんじておらず、今まで通りのやり方で仕事をわりふっている。そして、改革・改善すると、ようやく重い腰を上げたかに見えた社長のいう改革の内容も蓋を開けてみれば、やり方が変わっただけで結果は何一つとして今と何ら変わりはしない内容である。
 自分は一体、誰の為に会社に留まり、そして、改革推進派に属していたのだろう。ただの道化師ではないか。
 自分はもう誰の為にも戦わない。もう誰の言葉も信じない。ただ自分を守る為だけに、今までの分の代償をきっちり取りかえしさえできればそれでいい。
 今はそういう思いだ。辞めることを止め、会社に留まることにしたid:kumiko935は考えが前向きになったという。自分も、可能性を信じ今日までやってきたのに、裏切られた気さえしている。今日の出来事を知ってもなお、前向きにあの会社に留まることにするのだろうか?近いうちに話をしたいと思う。ここには書き忘れたこともきっとあるだろうから、それもその時に話すとするよ。
 今は自分の中では7月までも辞職を保留にするつもりはなくなってしまっている。

*1:社長

*2:5月いっぱいで会社を辞めてしまうのだが、自分はこのサブチーフにもっぱらお世話になりっぱなしだったし、気さくな方で何かと本音を話しやすい。

*3:まとめるといっても上手くまとめれる自信はないw