22日目(卒業検定)

 仮免試験と同じく、午前八時半に教習所へ。それから簡単に説明を受け、いざ試験へ。しかし、自分は一人取り残されて順番を待つことに。
 一時間ほどして自分の番が来たのだが、緊張からが段道理が全て頭から離れた、なぜ前の受講者の後部座席に座らせてくれなかったのかと軽い怒りが…。
 いざ出陣…エンスト。まぁまだ採点は始まっていないからいいか(笑)しかし、これが全ての始まりだった。
 それからというもの、障害物をよけようと車線変更しようとしたら、その車線を走る車が加速してきやがって、邪魔をし、もう少しで接触するところだった。アレは明らかに邪魔をしたのだ。間違いない。その怒りからついつい加速しすぎて、制限速度50キロのところを5キロオーバーで教官の注意が飛ぶ。これはもうヤバイ。教官を喋らせたら減点点数は大きいとみて間違いないだろう。もう自分はやる気をなくしていた。しかし、まだ検定は半分しか終わっていない。
 次は自主経路での採点だ。ここまでは教官の指示のもと走行してきたが、ここからは自分の意思と判断で主体的な運転をしなければならない。よし、落ち着け。うんいい感じ今日一番いい感じで走れた。ここからは教官が運転して教習所まで帰ることになっている。教官と交代だ。
 といってもそのことを教官に言われるまで知らなかった。試験前のガイダンスの内容は全て飛んでいたからだ。教官にいわれて駐車処置をする。が、慌ててしまって、ギアをニュートラルにし忘れたままクラッチを離しエンスト。最悪だ。
 教習所へ帰り、苦手な方向転換ではなく、縦列駐車だったので落ち着いてバックができたのだが、既に自分は再試験間違いないだろうという思いで過ごしていた。試験が終わった後にも教官にいろいろ注意された。路上を走ってきた中で一番危ない走行だったし、注意もうけた。もう落ちたな。と確信していた。
 しかし、どういう基準で採点しているのか知らないのだが、なんと合格していた。
 そしてそのまま卒業式へ。卒業式といっても免許センターにて学科試験を受けるための書類の校正などだけで、終わり、遂に卒業した。約一ヶ月通った教習所へ別に何の名残もなく床屋へ行くのだった。
 無免(仮免)での最後の路上が散々な結果に終わってしまったことに今後の車生活に不安が残る内容となってしまった。次はいよいよ本試験に挑戦だ。予定としては明後日あたりに行く予定。